11月は毎年忙しくなるもので、まあ忙しいといっても、例年であれば、授業の合間を縫ってフィルメックスに通うのが忙しいという程度で済むのですが、今年はさらに営業がいくつか加わるので、わりかしハード。
まず11月の1日(木)と2日(金)は、中国は
南京芸術学院電影電視学院でのシンポジウム「現代映像・視覚文化研究」(北海道大学文学部映像・表現文化論共催)でしゃべってきます。内容はジークフリート・クラカウアーにかんするもので、正直、最初のうちは中国で発表する意義を見いだせずにいたのですが、実はクラカウアーは、アンドレ・バザンと並んで1980年代の中国映画、とりわけ文革後の第四世代に絶大な影響を与えたそうで
*1、南京のクラカウアー、思いがけぬ反応に接することができるのではないかと、私自身楽しみにしております(それに、実は中国は初めてなので、オリンピック前の風景をしっかり記憶に刻んでくるつもり)。
で、帰国してすぐ、10日(土)は
早稲田大学演劇映像学会第27回研究発表会。今年は週末開催、しかも第2部に素晴らしいゲストをお招きすることもできましたので、ぜひご来場ください。出版関係の方も、ぜひ。
日時:2007年11月10日(土) 13:00~17:15
場所:早稲田大学文学学術院33-2号館(プレハブ校舎)第一会議室
●第1部: 研究発表 13:00~15:30
「原作『心中天網島』の復活上演をめぐって」
小島智章氏(博士課程)
「アングラ演劇の〈肉体〉を考える:鈴木忠志の『劇的なるものをめぐって』」
梅山いつき氏(博士課程)
「『グリード』(1924年・MGM)製作過程に関する歴史的考察」
後藤大輔氏(博士課程・GCOE演劇研究センター客員研究助手)
●第2部: 講演 15:45~17:15
「日本における演劇・映画書出版をめぐって」
和久田賴男氏(編集者・白水社編集部)
前田晃一氏(翻訳家・編集者・元青土社『ユリイカ』編集部・
神戸市外国語大学大学院外国語学研究科博士課程)
司会 坂内太氏(本学講師)・藤井仁子(本学講師)
ただし、真摯な学会なので、私のMCに変な期待をしちゃダメ!
あともう一つ、なんかあったような気もしますが、とりあえず
24日(土)は空けといたほうがいいかもよ、とだけ申し上げておきます。
*1 Theory of Filmの中国語訳は、実際には2006年になってから →早くも1980年代に、『電影的本性』として出版された模様。この情報を含め、レジュメの中国語訳など、今回は韓燕麗さんにいろいろ助けてもらいました。記して感謝!